2018/06/26 10:38

地域の自然を生かして地域を活性化させたい。という思いで、大手住宅メーカーが住宅建材として利用している地元・三重県の奥伊勢大台杉をソール部分に使用しています。日本一きれいな水質だと言われる宮川が流れている大台町。町の林業の歴史は古く、かつて伊勢神宮の御杣山(みそまやま)として良質のヒノキを提供していたこともあります。 

創業以来、下駄や草履など、和装に合う履物の芯(インソール)づくりに特化してきた私たちのターニングポイントは10数年前。経済の冷え込みや人々の和装離れによる需要の減少に危機感を感じたことをきっかけに、自社ブランドづくりに取り組むことにしたのです。

製品開発に際してあらかじめ決めていたのが、もっぱら陰の立役者として製品を支えてきたコルクを「目に見える」ようにすること。おそらく「外から見えない部分だからいいだろう」という理由でしょう。市場に出回っている安価な和装履物の多くには、コルクに似せた偽物や軽量化した木材が使われています。それはそれでひとつの価値だと思いますが、やっぱり、コルクにはコルクにしか出せない良さがある。

吸湿性や保温性、断熱性、クッション性……。そういった特性を活かして、床のフローリングや靴の中敷きなど、さまざまな方面で活躍するコルクの魅力を多くの人に伝えること。それが、長年、コルクで生きてきた私たちの使命だと思ったのです。 

 

1953年の創業以来、コルク一筋で事業を行う中で培ってきた技術、そして作り上げてきた設備を生かせば、成功する日はそう遠くはないだろう。そんな希望的観測とは裏腹に、思うようにいかない日々が続きました。コルクを表に出すとそのやわらかさが欠点になるため、まったく新しい種類のコルクを開発しなければならなかったのです。

それから研究開発を続けること5〜6年。試行錯誤を繰り返した末、丈夫さと弾力性を併せ持つコルク粒のベストな配合比率にたどり着いてようやく、この商品は完成しました。和装、下駄という日本文化を次代に残していくためにもぜひ、「WA-GETA(和下駄)」を日常の中で使っていただければ幸いです。

 

カラーバリエーションとサイズ

「WA-GETA(和下駄)」は女性5タイプ、男性5タイプ。

サイズは女性M/L、男性L/XL の2種類ずつ

女性M : 約23.5cm
女性L : 約24.5cm

男性L  : 約26cm
男性XL : 約27cm

BARK OF K JAPANは、1953年の創業以来、和装履物の芯材を製造する呉山コルク工業株式会社の自社ブランドです。日本では活用法があまり知られないコルク。その素材が持つ自然の力を活用した小物やインテリアグッズなどの製品化に挑戦しながら、コルクの可能性を追求していきます。